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丁寧な説明

  • 2017年11月16日

 いよいよ、加計学園問題について国会での審議が始まりました。

 問題の、閣議決定された設置4条件(石破4条件)に質問が及ぶと、文科省は「大学設置審議会では4条件を含めた国家戦略特区に関わる議論をしていない」と答弁。

 また、審査会における個々の審査委員の発言については文章として提出しないとも答えました。

 4条件については、獣学部設置に関わる条件を示したもので、①ライフサイエンスなどの新たな分野のニーズが有る②既存の大学で対応出来ない③教授陣・施設が充実している④獣医師の需要バランスに悪影響を与えない。というものですが、林文科相は先日、この4条件はクリアしていると答えました。

 しかし、4条件については「①ついてはこうだから、②についてはこうだから③・・・」という具体的な内容は全く示さず、総論でクリアしたとしか話しませんでした。

 そして、昨日の文科委員会においては、設置審議会は4条件について議論しないとまで言い放ちました。

 しかし、これは戦略特区の所管である内閣府が議論すべき問題では無く、設置審議会がこの4条件に沿って、加計学園が具体的にどのように提言してきたのか、そして、それは4条件を満たしているのか審議しなければならない組織のはずです。

 現に、審議会はこの5月から4条件を満たしていないことを幾度となく加計学園側に指摘してきた事実があります。

 言っていることと、やっていることが矛盾していますが、そこを問われても知らぬ存ぜぬととぼけたままでは国民は納得しません。

 これが「丁寧な説明」であれば、やはり真相は藪の中でしょう。


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