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リベラル保守

  • 2018年05月27日

 今日は、札幌において「民主議員ネット春期政策研修会」が開催され、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院・中島岳志教授から「デモクラシーを立て直す・リベラル保守という構想」、株式会社セコマ・丸谷智保社長から「『食』・『農』・『ものづくり』の連携による地域活性化」と題する講義を受けました。

 とりわけ、中島教授からはリベラルと保守は相反するものではない。

 リベラルとは「寛容」、違う価値観を認めるということ。

 相対するのは保守ではなく<パターナル>である。

 パターナルとは「父権的」、力があるものが相手の価値観に介入するということ。

 今の安倍政権は「自分たちは間違いないことを行っている。だから異論は許さない」というパターなリズム的な政権運営をしているが、人間は無謬(誤りがない)ではなく誤謬(間違いが有る)であり、本来の保守とは、大事なものを守るために変革していくという寛容さを持つもの。

 従って、安倍は保守ではなく、本来の保守からは批判が起きている。

 これからはリベラルな保守を目指し、国民は「お任せ民主主義」から脱却して積極的に政治に関わり、社会・地域での役割を果たすという事に向かっていくべき。

 今、国民は2(革新的):5(中間・無党派):3(保守的)という比率になっている。

 小泉純一郎は自民党をぶっ壊すと主張し、5の中間層を取りに行った。

 安倍晋三は5の中間層を選挙に行かせない戦略を取っている。

 私たちは、リベラルな保守として5の中間層をターゲットとし、本来の保守である3も視野に入れるという戦略を組むべきで、枝野代表にはそのことを期待する。

 と話されました。

 新たな概念である「リベラル保守」という内容は、私にも新鮮な感覚を与えてくれました。


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