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ヤジ事件控訴を代決

  • 2022年06月23日

 道議会本会議の代表格及び一般質問が昨日終了しました。

 その本会議の最終場面で、今年3月26日に出された札幌地裁での判決、皆さんの記憶にも新しいものだと思いますが、2019年7月の参議院選挙において、当時の安倍首相が札幌駅前で街頭演説を行っていた時に、「安倍辞めろ」と叫んだ男性、そして「増税反対」とプラカードを持って声を上げた女性に対し、道警が排除、拘束をした事件で原告の主張が認められ、原告2人に対して道は88万円を支払うように命じた判決がありましたが、その判決に対し、道が不服として札幌高裁に控訴したことについて、知事と北海道公安委員長、道警本部長の見解を求める質問が行われました。

 答弁に立った知事は、“自ら判決文も読んでおらず、地裁の判決内容を道警から報告を受け、また、事案に対して道警が控訴の方針を伝えられた”と話しました。

 公安委員長は、「道警はこれからも不偏不党、公平・中正な職務執行をする様にと伝えた」と答え、道警本部長は、「これまでの主張を続ける」と話しました。

 公安委員長の答えは、事務局である道警が作ったものですから、そんなもんだと思いましたし、道警本部長は係争中の内容についての見解ですから、当然、自らは正しいと主張するのは判りきっていたことですが、道が訴えられ、その結果、原告の主張が認められて88万円の支払い命令を受けた知事が判決文も読んでいないとは・・・。

 更にその後の質問に対して知事は、「控訴に対する決裁は、副知事に代決させた。」と話しました。

 通常、決済の最高責任者は北海道の場合、知事である事は当たり前の話です。

 代決とは、その知事が事故などで不在の場合、あらかじめ代決順位が決められた、北海道で言えば副知事が代理決済を行う事になりますが、この時期に知事が事故等で長期不在だったとは伝えられておりません。

 疑って考えると、知事はこの事案について自ら関わりたくなかったと言うことなのでしょうか。

 しかし、賠償を求められた自治体の最高責任者である以上、この案件から逃れられる訳もありません。

 さて、安倍総理が応援演説に来ていた会場に知事はいなかったのでしょうか?

 仮にその場にいたとしたら、現場をつぶさに見ていた事になります。

 その時の状況を知事はどのように思ったかの見解も聞いてみたくなりました。


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