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マッチ・ポンプ?

  • 2020年08月27日

 核廃棄物最終処分場の文献調査に手を挙げたい寿都町の片岡町長のトーンが少しずつ変化してきているように思われます。

 当初は、「文献調査の次の概要調査まで行きたい。」、「知事と話しても平行線だ。」、「9月の早い時期に町民説明会を開き、9月中に結論を出す。」などと威勢が良かったのですが、周辺漁協だけでは無く全道の漁協からも抗議と併せ要請文を手渡され、鈴木知事は概要調査についての知事意見が求められたら反対すると表明、同じく近隣3町だけでは無く、後志地域、北部渡島・檜山地域の各首長や小樽市、札幌市からも反対の声が出され、町議会や経済団体との話し合いでも十分な理解が得られなかった段階で、「まだ文献調査を受けるとは言っていない。」、「知事が寿都町に来たら会う。」、「9月中と言っていたが10月以降になる。」、「核廃棄物最終処分場問題に一石を投じた。」と、これまでは自分が決めればその通りになるというような発言でしたが、包囲網が徐々に全道レベルになってきたことから自らの逃げ道を探り始めたように思えます。

 経産相が「知事の意向は尊重する」と発言するに至っては、20億円が欲しい一部の取り巻きだけしか町長の周りにいないことに気がつき始めたようです。

 9月8日から道議会が始まりますが、ここで政府与党である自民党と公明党がどのような発言をするのかも、片岡町長の決断を左右することになるでしょう。


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