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パンドラの年(ブログ3090)

  • 2022年12月28日

 今年も年末、御用納めの日を迎えました。

 今年もコロナに始まりコロナに終わった1年間でした。

 第5波、第6波、第7波、そして今は第8波の真っ最中です。

 新しいBA.5という株が主流ですが、感染力が高く北海道でも11,116人という新規感染者数の最高記録を出してしまいました。

 夏から秋にかけて、特に行楽の秋には「旅割」を復活、インバウンドの解除も行ったことから、堰を切ったように各地で人流が大きくなりました。

 こうなれば、感染者数も増える事になりますが、経済を止めるわけにも行かず、これからはコロナ対策を十分に行うと供に経済も動かしていくというまさしく「ウィズ・コロナ」にシフトしていかなければなりません。

 お互いが、それぞれの健康に留意して感染症を避けつつ普段の生活に近づけてゆくことが求められます。

 さて、今年はコロナ以外にも歴史に残る年となりました。

 2月にはロシアによるウクライナ侵攻、これに関わるロシアへの経済制裁、対抗策としてロシアが原油や天然ガスの輸出を制限し、その結果、燃油の高騰、金融政策の無策から異常な円安を招き、輸入品の価格が高騰して物価が前年度のほぼ1.5倍に上がりました。

 しかし、これらに対する国民への支援策は無く、今後は電気代の値上げなども予定されています。

 参議院選挙戦真っ最中の安倍氏銃撃事件、その原因となる安倍自民党と旧統一教会とのズブズブの関係が白日の下に晒され、マインドコントロール下の霊感商法や宗教2世問題の他に、旧統一教会の教義が自民党の政策に直結し、夫婦別姓や多様性などの否定、家父長制や家族中心社会の復活などに繋がっていることも明らかになりました。

 戦後、実施されたことの無い「国葬」を独断で決定、安全保障関連3文書では「敵基地攻撃能力の保有」を打ちだし、防衛費をGDP日2%と倍増、その財源として増税を目論み、あまつさえ、禁じ手で有った防衛費への国債発行も全て、国会審議を通さず閣議で決定してしまいました。

 さらに、原発の運転期間60年以上の延長も可能とし、返す刀で医療費や介護保険自己負担を増やし、年金は減額するという、悪政を立て続けに突きつけたのです。

 まるでパンドラの箱を空けたように「災いや不幸」が広がってしまいました。

 しかし、私たちはパンドラの箱を閉めた後に「希望」が残ったことも知っています。

 来年は、年明けから通常国会が始まります。

 その国会では、先ほど述べたような閣議だけで決定した様々なものが審議されるでしょうし、4月には統一自治体選挙も予定されています。

 閣議決定の内容がいかに杜撰なものか明らかにし、統一自治体選挙で「希望」を手に入れなければなりません。

 これ以上、箱の蓋を開けっぱなしにしないで、蓋を閉めてしまいましょう。

 私たちのために、そして日本のために。


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