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ドクターカー

  • 2018年11月05日

「ドクターカー」の先進地である、岐阜県中津川市民病院を視察しました。

 「ドクターヘリ」はテレビドラマでも皆さんご存じと思いますが、「ドクターカー」はなかなか耳に新しい制度だと思います。

 「ドクターカー」とは、一般的に消防の指令に救急要請が入り、それが重体や心筋梗塞・心不全など一刻を争う場合、救急指令から「ドクターカー」を備えている医療機関に連絡をして、ドクターと看護師が現場に急行し、心肺蘇生や初期治療などを施した後に病院へ搬送するという、救命救急の重要部分を担っているチームです。

 この「ドクターカー」は、27年の調査では全国で397医療機関、道内でも40の医療機関に備えられておりますが、その実態は、消防救急のように365日・24時間体制の医療機関は95カ所(24%)、365日・昼間のみ33カ所(8%)、平日のみ24時間0カ所(0%)、平日・日中のみ100カ所(25%)、週数日・定期的に曜日を決めて8カ所(2%)、週数日・不定期で消防と調整18カ所(5%)、運用日設定無し・事案ごとに消防が要請140カ所(35%)、その他5カ所(1%)となっています。

 これを見ても「ドクターカー」は設置はしているものの、機能的に運用されているとは言い難い状況です。

 北海道の状況は今後調査をして記載しますが、「助けられる命は救う、医師は病院で待つのではなく現場に向かう。」というコンセプトは、広大な広さを持つ北海道にこそ必要な制度だと思います。

 また、詳細な内容は改めて紹介いたします。


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