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ドクターカー2

  • 2018年11月07日

 先に、岐阜県中津川市立病院のドクターカーについてお知らせしましたが、道内の実態はどうなのか北海道保健福祉部に道内のドクターカーの導入状況について資料を提出して貰いました。残念ながら、道では独自の調査をした事が無く、16年に国が調査した資料しか有りませんでした。

 結果、道内での導入状況は、二次医療圏の救急救命センターで札幌圏が4台、中空知圏が1台、上川中部・北部圏で3台、北網圏で1台の9台、札幌圏域と旭側圏域が中心的に配置しています。

 同じく、二次救急医療機関では南檜山圏が1台(江差脳神経外科クリニック)、札幌圏が25台、西胆振圏が4台、日高圏が1台、上川中部圏が1台と、救急救命センター、二次救急医療機関併せて32医療機関、41台となっています。

 ドクターカーは、公的(国や都道府県)な補助が無く、医療機関が独自の判断で行っています。

 中津川市立病院では市からの一部補助がありますが、併せて利用者の負担で賄っており、視察では詳しく教えて貰えませんでしたが、基本的には有料の保険適用診療となることから3割負担+往診に関わる距離などとなっており、間淵ドクターは家族でデリバリー・ピザ・パーティーをする程度と言いますが、家族(両親・子ども)がピザを頼み、ビール・ジュース・ワインでパーティーをすると、いくら位になるのでしょう。

 いずれにしても、救急現場にドクターが急行してくれ、命が救われる事は何ものにも代えがたいと思います。

 とりわけ、心筋梗塞など一刻を争う初期治療は、そのまま生死の分かれ目となります。

 「医者は病院で待つのでは無く、患者の元に駆けつけるもの」というのが中津川市立病院の間淵医師の信念です。

 残念ながら、道南圏では江差脳神経外科クリニックのみとなっていますが、医療インフラの整った函館でもドクターカーの導入を期待したいと思います。


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