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八雲町・熱田川の氾濫防止策

  • 2013年09月02日

8月22日のブログ「道南の大雨被害」に既報しましたが、8月17日から19日にかけての集中豪雨における八雲町・熱田川の氾濫が貨物列車の脱線へと結びついたことから、民主党北海道・道南の合同対策本部を設置し、現地調査を行い関係者の意見をいただきながら、その対策について北海道開発局、北海道、JR北海道に緊急対策と中期的対策、恒久的対策に分けて、早急に行うよう申し入れをしてまいりました。
とりわけ北海道には、当該の八雲町にだけ任せるのではなく、率先して関係団体が協議を行うように骨を折るべきであることを指摘してまいりました。
今般、熱田川の増水時に水流を分散させる迂回路を整備することがJR北海道と開発局の間で決定したかのような報道が有りましたが、正確には、9月に入ってから関係団体間での協議が始まるようです。
今回の貨物列車の脱線は、単にJRの事故というだけではなく、北海道の流通の動脈が3日間も止まったという、影響は極めて大きいもので、生活関連物資や道内生産品などのコンテナが貨物ヤードに滞り、トラック輸送への切り替えにも時間がかかるなど、道民生活にも多大な影響となり、一地域の問題ではないと認識しており、申し入れの中に今回の迂回路の整備も求めていたましたことから、早急に協議を行い、結論が導かれるように期待したいと思います。
これまで、3年前にも同じように砂利の流出があったにも関わらず、抜本的な解決に向けた話し合いはなかなか進みませんでした。
現場が国道5号のオーバーパス(陸橋)とJR北海道が交差している下に熱田川のボックスカルバート(地下水路)が設置されており、同一のボックスカルバートであるにも関わらず、国道の下は開建が、鉄路の下はJRが管理し、そして、熱田川(普通河川)は八雲町が管理しているという構図になっています。
複雑な関係となっていますが、河川管理の八雲町はこれまで、河川の氾濫を最小限に抑える方策として、鉄路に河川水が流入しないよう高さ約1m重さ約2tのブロックを周辺に配置するなどの努力をしていましたが、今回の豪雨では、このブロックも簡単に押し流されてしまいました。
新たな迂回路について、私たちは中期対策に位置づけていることから、抜本的にはボックスカルバートの大型化が必要ではないかと思っています。
気候の変動から、近年では集中豪雨、ゲリラ豪雨などが頻繁におとずれ、また、これから秋の台風シーズンも控えていますので、まずは、協議の結果、決定された工事が早急に着工されることを望みます。


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