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カナダ人の滞在

  • 2018年11月20日

 第27回北海道・カナダ姉妹都市会議に参加しました。

 1980年に北海道とカナダ・アルバータ州が友好提携を結んでから、今年で38年になり、この間、北海道にはカナダ政府通商事務所、在札幌領事館、北海道カナダ教会などがあって交流を深めていますが、その他にもカナダのアルバータ州とは9自治体が、ブルティッシュ・コロンビア州とは12自治体が、その他にも4自治体が姉妹提携をしており、函館市もノヴァ・スコシア州ハリファックス市と姉妹提携をしています。

 今日は、北海道カナダ教会が毎年開いている「北海道・カナダ姉妹都市会議」で、第1セッションでは一般社団法人・洞爺湖温泉観光協会に勤めているカナダ人=フィリップ・シャーボノー氏(30歳)の「旅での縁づくり」という題の講演です。

 フィリップ氏はこれまで、ワーキングホリデービザ(短期留学や休暇で就労も出来る30歳未満が利用できるビザ)で日本の23都道府県を回り、その中で洞爺湖が一番気に入り、今は洞爺湖の温泉観光協会に勤めて、SNSを使用した外国人向け情報発信、外国人観光客対応、日本人観光客のガイド、日本語から英語への翻訳などをしています。

 氏は、日本語という壁に阻まれながらも①フレンドリーに②リラックスしながら③相手の言葉に相づちを打ち④笑顔で接するということをモットーに、日本に来て多くの友人を作り、それを「縁」と呼び、日本生活をエンジョイしています。

 北海道の良さを、自然に囲まれ個人的な個性のある店が多く、その一つ一つが隠れ家みたいと評し、アジア中心の北海道観光を、欧米人にも楽しめる場所であることを発信している。と話していました。

 17歳からアフリカでボランティアをしたり、日本をワーキングホリデービザで長期滞在したそうですが、私たちなら知らない国へそして、言葉も不自由な中、よく飛び込んで行けるものだと感心しました。

 そして外国人を優しく受け入れる日本人に包容力を感じましたが、それにつけてもアジア諸国からの技能実習生受け入れとは雲泥の差であることに気が滅入りました。

 なぜ日本人はアジア諸国を下に見て、欧米人にはいい顔をするのでしょうか。


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