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やはり電力会社はオオカミ少年だった

  • 2012年08月26日

今年の夏は、懸念していた猛暑となりましたが、今日まで北電が想定していた計画停電は一度も実施されることはありませんでした。
同じく、関電管内においても大飯原発3号機と4号機の再稼働を行わなくても電力不足にならずに済んだことがハッキリしました。
今夏の関電管内の需要は2,681万kwで、一昨年の猛暑時を想定した2,987万kwに比較して306万kwも少なかったようです(以下数字は参考文献参照)。
これに対して確実な供給量は、関電によると5月15日現在(大飯3・4号炉停止中)で2,542万kwとなり、不足分は139万kwにすぎず、この対処として、周辺の電力会社からの余剰電力の「他社融通」上乗せが最大162万kw、さらに自家発電の活用、節電への努力などの対策が行われることになっていました。
したがって、大飯原発の3号機と4号機を併せて236万kwを再稼働させなくても、関電管内は電力不足に陥ることが無いことは、政府が5月18日に提出をした報告書にも書かれてあったのです。
国民を不安に陥れようと喧伝をする電気事業者、経済への影響を強く主張する経済界からの強い圧力の末、バカボンのパパは「電力不足になるノダ」と言って再稼働を容認しました。
報告書を読んだのか、足し算・引き算が出来なかったのかは判りません。
全国では、国民への節電協力要請の始まった7月23日から一ヶ月を過ぎてもなお、計画停電は起きていません。
北海道も同様で、毎日の電気予報を参考にしますと、余剰電力は平均で約83万kwとなっており、常に「供給安定」という状況にあります。
電力会社の次のターゲットは冬期間。
昨年まで12月、年末がピークと言っていたにも関わらず、今年は2月がピークという始末。本当はどちらなのでしょうか?
2度も3度も4度もとなると、いざとなっても信用されませんよ。


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