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もんじゅ廃炉

  • 2016年09月23日

 もんじゅの廃炉が決まりそうです。

 1994年の初臨界からトラブル続きでまともに稼働したことが無く、この間、つぎ込んだ国費が約1兆円、今後、稼働させることを前提に考えても、18年間でさらに約6,000億円も必要となりますが、このまま続けたとしても核燃サイクルが順調に推移するとは補償されていません。

 もんじゅ廃炉によって、実質的に国の核燃サイクルが破綻したことになります。

 無論、国は、もんじゅの一世代前の実験炉「常陽」やフランスのASTRID(アストリッド)で研究を継続すると強弁していますが、まさしく一世代前の炉では無理であることなど素人でも判りますし、フランスのアストリッドはまだ計画段階で、費用の問題もあり、仮に共同研究となっても主体はフランスであり、日本が思うように研究できるとは限りません。

 プルトニウム消費の苦肉の策であるプルサーマルは、現在、稼働している伊方原発3号炉だけとなっています。

 そして、北海道の泊原発は、プルサーマル運転が可能な原発です。

 そうなってくると、国は、規制委員会に圧力をかけるかどうか判りませんが、泊原発の稼働を急がせると言うことも私達は視野に入れなければなりません。

 先日の北電による説明会は、参加者の質問と北電の答弁が平行線でした。

 そのことを心配してなのか、知事は、今後、札幌以外での説明会の開催も北電に要請するようです。

 道民の理解無しに再稼働は難しいと思っているのか、アリバイ作りなのか。

 経産省の思いと、北電の思い、そして知事の思いがどのように結びついてゆくのか、予断を許さない状況になってきそうです。


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