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またも闇の中か

  • 2017年02月28日

 「瑞穂の國記念小學院」に関わる国会審議は、安倍晋三のおとぼけと麻生財務大臣の何が何でも安倍を庇うという魂胆ありありの答弁で、真相は闇の中に押し込まれそうです。

 安倍晋三の答弁も、当初の余裕も今は無く、とにかく関係ないとの一点張りで、自ら真相解明のための調査を指示することもありません。

 そんな中、日刊ゲンダイに共産党の調査で浮かび上がった価格交渉会合について記載されていましたので、この中でも参考にしたいと思います。

 2015年9月4日、校舎建設設計会社と建設会社の両所長と土地を管理していた国交省大阪空港局の調査係、近畿財務局の総括管理官が、埋設ゴミ撤去に関しかなり高額な費用を提示しながら話し合われていたようです。

 午前10時から2時間に及んだ交渉が終わった頃、伊丹空港に安倍首相が降り立ち、その後、読売テレビの番組2本に出演。ここから近畿財務局までは車で10分の距離に有ります。

 当時は安保法制の審議が真っ最中であり、さらに国会開催中の首相の出張は異例で、鴻池参院安保法制特別委員長も「一国の総理としていかがなものか」と不快感を示したとも言われますが、埋設ゴミの撤去費用の交渉に合わせたかのような大阪出張、テレビ出演は東京からの中継でも可能だったのにナゼなのか。

 出張の前日には、当時の迫田理財局長と会談、理財局長は国有地の売却を差配する責任者であり、迫田局長は安倍晋三と同郷で、今は国税庁長官の椅子に座っています。

 官僚が権力者に取り入る事は常であり、出張前日の会談が「森友学園」に関連したものではないとは断言できません。

 国会ではこの迫田氏の参考人招致を野党が求めても与党は一切応じようとせず、そして、土地売買交渉に関わる資料は、1年未満の文書保存に関わり、廃棄処分となっています。

 国会の予算委員会などで、野党議員からの質問に「木で鼻をくくった」様な答弁を繰り返すのは、今の佐川宣寿理財局長です。

 先輩であり、当時の理財局長であった迫田国税庁長官を庇い、そして権力者である安倍晋三を庇うことで己の出世を見据えているのか・・・。

 おかしいことに検察も全く動く気配を見せません。

 高級官僚の人事権を官邸で握るようになってからは、行政、司法の官僚達の視線は常に官邸に向いているような気がします。


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