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なぜ、こうなるのか

  • 2009年03月28日

予算特別委員会の質疑が終われば新年度予算の採決となる。
その採決について、事前に賛否の態度を決める議員総会が開かれた。
当然、その前に会派役員会を開催し、会派の態度について役員会の結論を伝えることになっているが、今回に限り役員会での賛否が拮抗し結論が出せないとの説明がされ、皆さんの意見を参考にしたいとのこと。
全員が意見を述べたが、「予算に反対する決定的な理由がなく経済が疲弊し雇用が不安定な現状において、必ずしも十分とは言えないがその対策が盛り込まれた新年度予算には賛成するべきだ」という意見と、「選挙で対抗馬を立てて戦い、その後、高橋知事とは対立をしてきた。予算に賛成することは方針の変更であり、理屈が立たない」という意見とに分かれてしまった。
役員会は結論を議員総会に委ねたが、その場でも結論は導かれなかった。
「役員会は納得できる理屈の元、ひとつの結論を議員総会に提案しなければ、会派としての統一した行動が取れないではないか」と発言し、再度役員会を開くように即したが、日を改めた役員会でも結論が出ず、「議員自らの判断で行動してくれ」との議員会長の言葉。
私は、予算に賛成する立場を主張し、その行動を取った。
予算特別委員会の知事総括質疑において、我が会派は経済・雇用対策について「・・・道と国の職業安定機関はもとより市町村、経済団体、労働団体等と協力して地域ごとに協議体を設け、雇用実態の詳細な把握に努め、地域に根付いた雇用の拡大につなげることが必要と考えるが、知事の見解を伺う。」という質問をし、知事は「・・・本道の経済・雇用環境は一段と厳しさが増しており、これまでも14支庁に設置した「地方雇用創出推進会議」などにより、雇用の創出に取り組んできたが、さらに、ご指摘のとおり道、国の機関や労使団体、さらには市長会、町村会で構成される「地域協議会」を設置し、事業計画の策定など事業の実施全般に係るご意見を伺いながら、地域に根付いた雇用の場の創出につながるよう、経済部や関係部局と連携し私自身が先頭に立ち、実行ある取り組みを積極的に推進してまいる考えである。」との答弁を引き出し、附帯意見として①中小企業への融資の充実・さらなる雇用対策②地域医療への支援拡充③農業試験所や水産試験場などの道立試験研究機関の人材確保と予算配分等を盛り込ませた。
これだけ、新年度予算に対し、われわれの主張を盛り込ませて予算案に反対するのは理屈が立たないと考えたのが、賛成の理由だ。
しかし、予算特別委員会の採決は、会派の賛否が二分され、統一的な行動が取れなかった。
今までも予算案に反対だったから今回も反対ということでは道民の付託に答えていないことになるのではないだろうか。
今回の会派を二分した行動が、今後に火種を残すことになり、最悪への第一歩とならなければ良いが・・・・。


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