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これほどの外交下手

  • 2017年01月02日

 安倍晋三は正月休みでゴルフでしょうか。

 昨年の彼の外交は目を覆うような物ばかりでしたから、少しはストレスが溜まっていたのかもしれません。

 フィリピンのドゥテルテ大統領との会談では、日本の海上保安庁の巡視船を10隻も無償貸与した他、多額の支援をしたにも関わらず、南シナ海問題では中国とあっさり手打ちをされてしまい「法の秩序」などより、自国の国益が大事と裏切られてしまいました。

 ロシアのプーチン大統領との会談では、当初北方4島の帰属に関して国民に多大な期待を持たせたのは良いが、1ミリも前進せず代わり北方4島だけで 3,000億円、ロシア全体では1兆8,000億円の経済協力だけ食い逃げされ、オバマ大統領との真珠湾慰霊では「歴代首相で初めて」というキャッチフレーズは5番煎じ、6番煎じで色あせてしまい、米国が提案した南スーダンへの武器輸出禁止の制裁に関する国連安全保障理事会決議案は、日本が反対したことによりが否決され、米国の批判を買い、さらに、G7の欧米諸国が、シリアのアサド政権と支援者のロシアに対する非難声明をまとめた際には賛同を拒否、欧米よりロシアを選んでしまいました。

 これにより、日本はG7を含む西側諸国からの信頼を失い、トランプ同様に各国との協調より、自国の利益のみに動いた「日本ファースト」の国としてのレッテルを貼られることでしょう。

 北方4島に固執して歴史に名を残すことを目論みましたがそれが適わず、逆にロシアに近づいたことにより、欧米などから信用ならぬ国として相手にされないことになりそうです。

 これほど外交に疎いというよりも外交下手、外交に全くの素人で世界感覚で先を読めない首相が、これからの日本を世界の中でどのような位置に導くのか恐ろしくなってきます。


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