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これで1件落着なのか?。

  • 2021年02月25日

 総務省が、東北新社から接待を受けた11人を減給と戒告・訓告で処分し、山田広報官は給料の自主返納、武田総務相は責任者として大臣報酬を自主返納となりました。

 武田総務相は別として、官僚の処分だけで政治家とりわけ菅氏は取りまきに守られたまま無傷、それも息子が絡んだ総務省組織ぐるみの接待付けで、そのきっかけとなったのは菅氏の総務相時代の秘書官だった息子が仕組んだ規制官庁への黒いアプローチというドラマチックな事件がです。

 事件の中心にいた吉田総務審議官と山田真貴子内閣広報官がご夫婦だったことも、不思議な展開でしたが、残念なのは、これだけの事実が明らかなのに政権へのダメージを与えられなかった野党にも責任の一端があるということです。

 国民の多くは、安倍案件よりダイレクトな癒着とみていましたが、連日の予算委員会でも野党は攻めあぐねて菅氏から1本も取ることが出来ませんでした。

 いつ尻尾を出す発言をするかという与党の心配をよそに「知らぬ存ぜぬ」を許してしまいました。これだけのネタを提供してくれた週刊文春に申し訳ない気持ちですし、何より政権や官僚の中枢が何でもやりたい放題で、国民へツケを回すことを何とも思わない事に対する、やり場の無い空虚感を国民に与えてしまった事だろうと思います。

 アキタフーズ鶏卵汚職事件も官僚の処分で幕引きですか?

 野党は、本会議や予算委員会の攻防をきっちり検証し、不正を論破できるような国会対策をして欲しいものだと思います。


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