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あれから8年

  • 2019年03月11日

 今日はあの東日本大震災から8年目の日です。

 その8年目に時事通信社が「東日本大震災に関する世論調査」を行いました。

 その結果、「地震や津波の被害を受けた地域の復興は進んでいるか」の問いに、「とても進んでいる:2.2%」、「まあ進んでいる:42.8%」の合計45%に対し、「全く進んでいない:3.8%」、「あまり進んでいない:43.8」の合計47.6%となりました。

 「フクシマ第1原発事故からの復興は進んでいるか」の問いには、「進んでいない・あまり進んでいない」が合わせて74.8%で、事故対策が進んでいないと感じることを8つの選択肢から複数回答で調査したところ、「除染作業:47.9%」、「がれきや放射能汚染廃棄物処理:46.5%」、「汚染水漏れ対策:42.6%」などとなっています。

 安倍晋三氏は、東京オリンピックの誘致に際し、「原発はアンダーコントロールされているので、全く心配ない。」と世界に発信しました。

 しかし、汚染された廃棄物と汚染土は中間処理もままならず、フレコンパックは福島県内の仮置き場や学校の敷地内に1330万5525立方メートルも積み重なっており、その他にも、岩手県2万6484立方メートル、宮城県9万6739立方メートル、群馬県5174立方メートル、栃木県18万1561立方メートル、茨城県5万7795立方メートル、千葉県10万1156立方メートル、埼玉県7284立方メートルが処理もされずに保管されています。

 その他に、汚染水を貯めているタンクは962基にのぼり、総量は110万トンを越え、来年12月には敷地内にタンクを置くスペースがほぼ無くなり、2023年には限界を迎えます。

 あれから8年、打つ手無しの状態が続いているにも関わらず、来年は東京オリンピックが開かれます。

 この実態を前に、安倍晋三氏はどのようにして世界を騙すつもりなのでしょう。


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