民主主義国際評価(ブログ3939)
- 2025年06月09日
デンマークの非営利団体「アライアンス・オブ・デモクラシーズ(AoD)」が世界調査会社ニラ・データと共同で「国際文種主義評判調査」を行ったことがネットに載っていました。
それによると、100ヶ国11万1,273人を対象に調査が行われ、-100%から+100%で示される国際的評判指数は、アメリカが「-5%」となり、肯定的評価より否定的評価の方が多くなってしまいました。昨年は「+22%」でしたから実に27%も下落したことになり、上位30ヶ国圏外に転落しG7諸国で唯一マイナスを記録しました。
このNPO団体の創始者であり、かつてNATOの事務総長を務めたアナス・フォー・ラスムセン元デンマーク首相は、この結果について「トランプ大統領は、貿易戦争を引き起こし、ウクライナのゼレンスキー大統領を公に叱責し、伝統的な同盟関係を弱体化させる一方で、敵対勢力には力を与えた。アメリカという国、そしてアメリカが象徴としてきた価値に感動していた多くの人々さえも、今や背を向けている。」と指摘しました。
一方、中国は「+14%」となり、イギリス「+16%」と同水準となっており、韓国も「+15%」となっています。
国際社会で最も高い評価を得たのはスイス「+48%」、続いてシンガポール「+46%」、カタールとカナダが「+44%」などが上位に名を連ね、下位にはイラン「-25%」、イスラエル「-23%」、ベラルーシ「-21%」となっています。
下位グループが、ナゼ下位にいるのかは、この間の国際情勢を見れば「さもありなん」というところでしょうか。気になる日本は? 調べましたが探すことが出来ませんでした。